

開催内容:3年間にわたり全SIC会員が参画してきた「SIC戦略提言」活動の総括をする目的で、「日本をシステムから考える」をテーマに、基調講演と豊かな未来社会を拓く卓越システムの在り方についてのパネルディスカッションを行います。全員が対面での議論に参加する実会場形式で開催します。
会場:TODAホール 4Fコンファレンス会場 (実会場にて対面開催)
東京駅八重洲口より至近 https://toda-hall.jp/index.html
参加費:シンポジウム 無料。懇親会 2,000 円。
(下記の、SICイベント参加申込みページよりお申し込みください。)



開催の背景と目的: システムが主役となっている社会で、よいシステムを作り出すことが難しくなっているという事態は、現代社会が直面している大きな課題を提示しています。特にわが国では、システムを有効に構築・運用・進化させるために必要な水平統合への社会的な受容の度合いが海外と比べて小さい。システムイノベーションセンターでは、2019年1月の発足以来この水平統合のテーマを掲げ、産業界の視点から愚直にこのことを主張し続けてきました。最近では我々の主張が認識され始め、「卓越したシステム」を構築するにはどうすればよいかが真剣に議論されるようになってきました。
このような状況に鑑み、今の日本にどのようなシステムを構築すべきか、日本のシステム構造をどのように作りあげていくべきかを、システムイノベーションセンターでは各分野にわたって検討を重ね、特に、この3年にわたって、以下の6つのテーマを設定し、それぞれワーキンググループを設置し、ほとんどすべての会員企業からメンバーの参画を得て、戦略提言へとまとめる活動をしてきました。
(1)ヘルスケア、 (2)ロジスティックス、 (3)金融、
(4)エネルギー、 (5)防災・レジリエンス、(6)科学技術
今の日本にどのようなシステムを構築すべきか、日本のシステム構造をどのように作りあげていくべきかを、我々のこれまでの経験を踏まえて、この度、これらの6つのセクターにて提言がまとまりました。
そこで、このシンポジウムを開催し、これらの提言の基盤となる基調講演と共にパネル形式にて各提言を発出し、
1.各戦略提言を卓越システムとして実現するための要件、社会受容性を高めるための施策等の社会実装への具体論
2.各戦略提言での提案を俯瞰的・システム的な方法論としてを見たときの、そのシステムアプローチの有効性
3.CPHS・CPSS(人や社会を中心としたサイバーフィジカルシステム)を基調としたレベルからの、提言に対する評価
を、外部からのコメンテーターと共に、議論をしていきます。
この提言が、「失われた30年」の次の「得られた30年」を切り開く産学官の努力の結節点となることを期待します。
「SICシンポジウム2025」案内パンフレット(PDF, A4, 2ページ)
下記のイメージをクリックすることで、印刷用パンフレットをダウンロードできます。
